天文台総合制御システム

APECS 天体自動導入システム

高い観測効率とセキュリティ
天文台運用システムAPROSは、天体自動導入機APECSをベースにドーム制御、気象センサ、GPSなどを装備し、より高い観測効率とセキュリティに配慮した天文台向け総合制御システムです。





操作はパソコンと本体自身
◦パソコンを使わず制御装置本体のみで運行が可能
 対話形式で操作できる大型の液晶画面。
 赤経・赤緯が大型LEDに表示され、天文台内どこからでも確認
◦曇っていても座標同期できる親切設計
◦望遠鏡の動きに合わせて、自動的にドームを連動
◦パソコンからの自動導入、望遠鏡ドーム操作可能。LANで繋がった別室パソコンからも操作が可能
◦天体自動導入精度を上げるため、空域ごとに導入補正値を学習。補正値を勘案して、正確な導入
◦天体追尾速度は、恒星、太陽、月に合わせた速度が選択可能
◦天体追尾速度は、大気差分補正運転
 赤経軸に関しては搭載エンコーダーで回転角速度を監視しながら、
 ピリオディックモーションを自動的に修正追尾
◦赤経、赤緯軸とも、基本速度に対して一定割合の補正可能(メトカーフ機能)


基本概念

1.主制御装置
ドーム内で望遠鏡やドームを最終的に制御する。望遠鏡自動導入部、ドーム制御部、気象センサ制御部、CCDコントローラー部、通信制御部等からなります。


2.ドーム内パソコン
制御ソフト、星図ソフト、CCDコントロールソフトが稼動。


3.別室、遠隔地パソコン
ドーム内パソコンを介して制御ソフト、星図ソフト、CCDコントロールソフトが稼動し、ドーム内監視画像を表示。





主な仕様
CPU
    日立 16ビット マイクロコンピューター
RAM
    256KB
LCD
   

日本語表示 全角15文字8行

LED
    赤経、赤緯値表示
バックアップ電池
    リチウム電池(CR2430) 2個
電源     AC100V1500Wアース付き(モーター駆動電源含む)
形状     自立式システムラック キャスター付き
材質     アルミ、スチール(塗装仕上げ)
寸法     幅57cm 奥行45cm 高さ約120cm
重量     約60kg
付属品     電源ケーブル、接続ケーブル